7ページ【4日目 その2】
午前中のんびりした後,シウダー・ケサダの町の北西にあるファーマーズマーケット(Feria Del Agricultor),いわば「生産者直売場」に行きました。
ここは生産者から直接野菜や果物,そのほか手作り品などを購入できるところです。日本でもこのように「生産者直売」というところはありますが,ここは売っているのが基本生産者自身。つまりはコスタリカの農産物の実態がよく分かるところです。
左:駐車場に車を止めて,今から入りますよ状態。大きな学校の体育館といった感じです。
右:中の奥の様子。ここには軽食コーナーがあり,軽い食事をすることもできます。「Feria Del Agricultor」とあります。
壁面にはそれぞれの品物の値段が書いてあります。
その一部を拡大してみたのが以下の写真。
アルファベット順にものの名前が表示してあり,全部で110種類くらいの分類でした。
キロ単位でしたり,束単位でしたりいろいろの表示のようです。
日本でおなじみの野菜類の値段を少し拾ってみると,pepino(キュウリ)キロ600CRC(約200円)。platano(バナナ)「unidad(ユニット)あたり」とあるので1束なのか,これで250CRC(約80円)。だとすれば安い!というか,この先の定食では焼きバナナは定番で,当たり前のようにどこでも出ていましたから,これくらいの値段なのかもしれません。
zanahorias(にんじん)キロ700CRC(約230円),espinaca(ほうれん草)これも「rolle(ロール)あたり」と出ていたので1束なのか,400CRC(約130円)といったところです。
以下ぐるりと回ってみて撮った写真の紹介。
左:中央にりんご,右の白いのはにんにく。
中:果物山積み。ドラゴンフルーツも見えています。
右:イモです。さつまいもは見慣れたもの。
左:トマトやキュウリ。とにかく野菜と果物が肉類よりもたくさん並んでいます。
中:よく食べたレタスなど葉もの。ねぎは日本でも見慣れた感じ。
右:バナナ。1区画は2.5m×1.5mくらいかな。
左:玉子はスーパーマーケットでもこんな感じで,基本30個で1つのかたまりとした売っていました。このケースを切って,20個でも売っているようです。ちなみに30個3800CRC(約1300円)なので10個では約420円と日本より高いようです。
中:チップス。バナナ,さつまいも,ジャガイモの3種詰め。
右:各種スパイス。はて一体何種類あったのやら。
左:チーズ。このような冷蔵ケースに入れて売っています。
中:鶏肉です。丸ごと1羽とかもあります。
右:こちらもチーズ屋さん。
左:豚肉です。
中:魚です。日本のように1匹ずつというのはほとんど見かけません。大きな魚の大きな切り身がほとんどでした。
レストランでは「ティラピア」をよく食べましたが,ここでは魚屋はこの1軒だけで,「ティラピア」もありません。
右:カカオ豆を売っています。試食してみました。「相手をすると買う羽目になるから,やめといた方がいい。」と事前に聞いていましたが,横から知らん顔してちょっと試食。
左:このような木製品を売っているブースもあります。
中:何といっても真ん中にあった玉子置きが実に面白くて,10個くらい載せられるのでしたら,おみやげにしようかと思いましたが,いかんせん30個載せなので大きすぎて,日本では実用的ではないのであきらめたのでした。
右:パイナップルです。母君はパイナップルを3個1000CRCに値切って買いました。つまりは1個100円くらいということです。安い!
左:いろんなドレッシングというか調味料。料理好きのT家E子さんが買っていました。
中:マンゴー。実はここで買わなくてもご近所の家の庭に実っていて,ただでもらえるのでした。それほど果物は豊富な国コスタリカです。
右:ランブータンです。「これってライチ?」と思いましたが,こうやって毛が生えていてライチではなくランブータンです。
たくさん買って,みんなで食べました。K君がランブータンの皮むきのプロになってしまいました。
ということで,この後は2隊に別れ,シウダー・ケサダのスーパーマーケットチーム(Walmart・ウォルマート)と昼間っから呑んだくれチームに別れたのでした。
もちろん私は昼間っから呑んだくれチームで,K女史おすすめのバー&レストラン「EL CAPITAN(エル キャピタン)」に行ったのでした。
「EL CAPITAN(エル キャピタン)」の報告は「満腹探検隊」の「コスタリカ旅行特集」の「EL CAPITAN」のページへどうぞ。
さて,一度家に帰ってからご近所の散歩に出かけたのですが,おじゃましたお宅に野生のインコがやって来ました。
この家でエサがもらえるらしく,まったくもって人なつっこく,人が近づいても逃げるわけではなく,椅子につかまっています。
もはや野生というよりも,飼われているみたいですが,それでも自由にどこにでも飛んで行けるわけで,こんな状況もさすがコスタリカ!
旅の楽しみの一つは食べることと呑むこと。呑むことったってお酒です。
缶ビールの空き缶コレクターとしてはそのまま持ち帰ると重いだけなので,すべて現地で呑んで,空き缶にして持ち帰りました。
下の写真は帰る前日にここまでためたすべての缶を並べてあったものを撮影したものです。
これ以外にも手に入るビールはとてもたくさんある国コスタリカでした。
レストランでは基本瓶ビールなので,そのラベルもはがして持参の旅記録ノートに貼って持って来ました。
まずはコスタリカのビール基本編です。
まずは何といっても一番よく見かけたのが「imperial(インペリアル)」。
ビールのあるレストランでは必ずこれがあるし,あちこちに出ている広告も「imperial」多数。
コスタリカでは最も人気のあるビールの一つらしいです。
飲み口すっきりでした。
左より「Original(オリジナル)」,「silver(シルバー)」,「ultra(ウルトラ)」,「light(ライト)」デザイン缶(町内散歩で購入したもの),「light(ライト)」です。
それぞれにアルコール度数や濃さが微妙に違い,好みに合わせて選べます。
最初は「Original」を呑んでいました。
このビールをはじめとして,製造や流通を手がけているコスタリカの「FIFCO(Florida Ice and Farm Company)」のウェブサイト(https://www.fifco.com/)には以下のような説明があります。
「インペリアル オリジナルは,麦芽と穀物の風味と程よい苦味が完璧にバランスしたビールです。」
「インペリアル シルバーは,非常に爽やかで,一年中いつでも本格的なパーティーの味を楽しむのに最適です。」
「インペリアル ライトはなめらかで上質な味わいのライトビールです。」
「インペリアル ウルトラは,健康的で活動的,バランスのとれたライフスタイルを維持しながら,非常に爽快なビールを探している人に最適です。わずか 85 kcal で,Pura Vida のエッセンスを高く保つ優れた代替品です。」
次によく見かけたのが「pilsen(ピルセン)」。
インペリアルよりも苦みが強く感じられたので,途中からはずっとこのピルセンを呑んでいました。
これも「FIFCO(Florida Ice and Farm Company)」のウェブサイトから引用すると,次のように書いてあります。
「ピルゼン クラシック(赤の缶)伝統的なピルスナースタイルをベースに,ホップを多めに使用したラガービールです。他のスタイルよりも強い花や柑橘系の香りと,やや苦味のある味わいが特徴です。黄金色で輝きのあるクリスタルのような色合いで,長く続く白い泡立ちが特徴です。ホップの多め使用による爽やかな味わいは,軽やかなボディで飲みやすく,後味はややドライなため,心地よい余韻を残します。アルコール度数5.0%。」
「ピルゼン 6.0(黒の缶)最も大胆な味わいのビール。ピルスナースタイルをベースにしたラガービール。アルコール度数6.0%と高く,ボディも高く,苦味も強いのが特徴です。フローラルな香りとモルトの甘い香りが調和し,口に含むと甘みとホップの苦味が絶妙なコントラストを生み出します。」
ちなみに,左の2つはデザイン缶。「楽しくビールを呑もうよ」ってな感じのイラストが描かれています。
コスタリカ入国後,最初の夜にみんなそろっての乾杯で呑んだのがこれ「bohemia(ボヘミア)」。
スーパーマーケットでもよく見かけるビールでした。
これも「FIFCO(Florida Ice and Farm Company)」のウェブサイトから引用すると,次のように書いてあります。
「軽めのボディで,心地よい甘みと比較的控えめな苦味が特徴の,爽やかで飲みやすいビールです。アルコール度数は中程度から低めで,ホップとモルトの風味と絶妙なバランスを保っています。」
確かに軽めでした。母君宅の冷蔵庫にもこれがたびたび入れてあって,ピルセンがない時はこれを結構呑みました。
それでは一番上の写真に登場するそのほかのビールを紹介しましょう。
これら4本は「Craft Brewing Company」という醸造所が作っているクラフトビールのようです。
左は「INDO MITO]というIPA。
次は「MARBELLA」で,west coast IPA。ウェブサイトによれば「柑橘系の香り。軽いボディでオレンジの風味,バランスが取れたクリーンな苦味と仕上げになっています。」度数6.0%。
その次の面白いデザインは「SEGUA」というred ale。
このイラストの女性がSEGUA(セグア)というらしい。調べてみたところによると……
「セグア(またはラ・セグアとも呼ばれる)は,ニカラグアとコスタリカ(ほか中米各地)の民間伝承に登場する女性の妖怪(怪物または幽霊)です。彼女は人里離れた道に美しい女性の姿で現れ,男たちを誘います。その誘いに男がのると,馬の頭を持つ怪物に変身し,相手を傷つけたり,狂気に陥らせたり,あるいは連れ去ったりするとされています。この伝説は,一時的な外見や表面的な欲望に対する戒めとなっています。」ということです。
つまりは見た目だけに惹かれると危険ですってことかね。でも,見た目のデザインの面白さでこのビール買ったのだけど……
右端は「CORAL」「コーラルはライトボディのビール。クラフトビールを飲んでみたい人や,フローラルと柑橘系の香りの良いシンプルなビールを楽しむ人に最適です。」とあります。
左は「tona(トーニャ)」。ニカラグアからの輸入ビールです。そうそうニカラグアのビールなんて呑めないだろうと購入。
ウェブサイトによれば「キリッとした黄金色の口当たりで,ニカラグアの雄大な大地の雄大さへと誘います。
コシボルカ湖の清らかな水でサステナブルに醸造された一滴一滴は,力強いピューマが緑豊かなジャングルの小道を闊歩するこの素晴らしい土地の純粋なエッセンスを映し出しています。滑らかでバランスの取れたモルトの風味は,熱帯の太陽の温かさを肌に呼び起こし,ノーブルホップのほのかな香りは,緑豊かな熱帯雨林のそよ風の香りを伝えます。」って感じですよ。
右2本は「CEZKA」というのだが,どこの国製造なのか?
とにかく周り中に各国の飲み過ぎ注意の警告があります。ニカラグア,グアテマラ,ホンジュラス,コスタリカ,エルサルバドルなどの国名が並び,みんな飲み過ぎ注意とか呑み過ぎると健康に悪いとか書いてあります。このビールそれほどこのあたりの国々に出回っているということでしょうか。
左上のこのビール「caraquena」はスペインからの輸入ビールのようです。
スーパーマーケット(Walmart=ウォルマート)でみんなを待つ間ヒマでしたので,購入して,待合のテーブルで呑んでました。
まさしく飲んだくれコスタリカツアーですねえ。
あと中段右側の「Goose IPA」と「Heineken」は来る時の飛行機の機内のビール。
この続きはコスタリカのビール その2へ
昼間っから飲んだくれチームの報告は「満腹探検隊」の「コスタリカ旅行特集」の「EL CAPITAN(エル キャピタン)」のページへどうぞ。
GPSレシーバーの記録をグーグルアース(Google Earth)上に表示したものです。
シウダー・ケサダの町。ファーマーズマーケットは西側です。
ファーマーズマーケット近辺。北東のショッピングモールというのはサンホセまで行くバスのターミナルでもあります。
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